川崎能楽堂は開館40周年を記念して、観世流梅若会による『第139回川崎市定期能』を2026年12月12日(土)に川崎能楽堂(川崎区日進町1-37)で上演すると発表した。主催者によると、チケットはチケットサイト「カンフェティ」にて2026年10月26日(月)10:00から発売される。
上演内容と出演
公演は能と狂言の二部構成で行われる。主な上演演目は次のとおりである(主催発表)。
- 第1部:狂言「呼声」=大蔵流・山本則重(シテ)、能「清経 替之型」=観世流梅若会・角当行雄
- 第2部:狂言「因幡堂」=大蔵流・山本則秀(シテ)、能「鞍馬天狗 白頭」=観世流梅若会・角当直隆
主催者は、能『清経』について「平清経と残された妻との心の交錯」を描く演目と説明している。また『鞍馬天狗』は源義経の幼少期を題材にした作品で、今回の『鞍馬天狗』では川崎市内の子どもたちが花見の稚児として特別出演し舞台を彩るという。
開館40周年の取り組みと年間テーマ
川崎能楽堂は2026年に開館40周年を迎え、2026年度の公演シリーズでは「つなぐ聲(こえ)」をテーマに掲げている。主催者は、能楽に宿る時代や生死の隔たりを超えた思いや祈りの「聲」を次世代へ手渡す意図があるとしており、地域との連携や次世代育成を重視した企画が実施されている。
事前講座と観客向け情報
公演に先立ち、能の鑑賞方法や上演演目の解説を行う事前講座が11月28日(土)に開催される。講師は同公演に出演する角当直隆氏で、公演のチケット購入者は無料で参加できる。参加を希望する場合は川崎能楽堂(TEL:044-222-7995)へ電話、または主催者が案内する申込フォームから申し込む必要があるとされている。
「能に宿る聲を次へと手渡していく」と主催者は説明しており、地域の子どもたちを舞台に立たせるなど世代をつなぐ取り組みを進めている。
チケット情報と料金
チケットは全席指定・税込で、発売はカンフェティを通じて行われる。主催発表の料金は以下の通りである。
| 席種 | 料金 |
|---|---|
| 正面席 | 5,000円 |
| 脇正面・中正面席 | 4,500円 |
| U25(脇正面・中正面席のみ) | 3,000円 |
主催者はチケット購入について、カンフェティ会員向けの特典や購入手続きの案内を掲載しているとしている。詳しい購入方法や窓口はチケットサイト「カンフェティ」および川崎能楽堂の公式案内ページで確認できるとしている(公式ページ:川崎能楽堂・公演案内)。
地域への影響と今後の展望
川崎能楽堂は市内における伝統芸能の拠点としての役割を果たしており、開館40周年は地域文化の継承という観点で重要な節目である。今回の公演では市内の子どもたちが稚児として舞台に立つなど、次世代へ芸能を伝える試みが具体化している。市民にとっては伝統芸能への接点を増やす機会となるだけでなく、文化施設の存在意義を再確認する契機にもなるだろう。
主催者は今後も年度を通じて「つなぐ聲」をテーマに公演を展開するとしており、地域住民や教育機関との連携を深めながら、伝統芸能の普及・継承を図る方針である。
問い合わせは川崎能楽堂(TEL:044-222-7995)。チケット発売や講座の詳細はカンフェティおよび川崎能楽堂の公式ページを参照されたい。