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白山白川郷ホワイトロードの通年化検討で岐阜と石川が連携

石川・岐阜両県の知事が、白山白川郷ホワイトロード(延長33.3キロ)の通年通行に向けた課題把握と調査で連携することを確認した。雪や土砂災害対策の実態把握に向け、国も今冬に調査着手を検討しているとされる。

白山白川郷ホワイトロードの通年化検討で岐阜と石川が連携
©イラスト AI生成 奈々 松井 / ztl.live

石川県と岐阜県の両知事は20日、金沢市内で懇談し、白山白川郷ホワイトロードの通年通行に向けた課題の把握・整理で連携して取り組むことを確認した。通年化の検討は、観光交流や地域振興につなげる観点から両県が共同で研究を進める方針であると、関係報道が伝えている。

現状と課題の整理

白山白川郷ホワイトロードは総延長33.3キロで、石川と岐阜を結ぶ唯一の道路である。開通期間は例年6月上旬から11月上旬に限られ、冬季の積雪などにより年間約150日は通行止めとなるなど、安定的な交通確保が課題になっている。同路線は林業振興を目的に整備され、1977年(昭和52年)に「白山スーパー林道」として開通した経緯があると報じられている。

報道によれば、ホワイトロードは年間で約4万台前後が利用しており、観光道路としての役割も大きい一方で、冬期間の通行止めや土砂災害による一時閉鎖が運用上の課題となっている。両県知事はこれらについて「課題が具体的な数字も交えて出てくる」として、明確な実態把握と対策の検討が必要だと述べた。

両知事の立場と国の動き

石川県の山野之義知事は、今後の議論・研究の過程で具体的な課題が浮かび上がるとの見通しを示し、「どう対応することができるのか、どんなふうにできるのか、しっかりと研究していきたい」と話したと伝えられている。一方、岐阜県の江崎禎英知事は「通年で使えたほうが道路としてはいい」としつつも、季節性を活かした観光資源としての魅力発信も重視する意向を示した。

国は今冬にも土砂災害リスクや積雪量の調査に着手する方針を示していると報じられており、実測データに基づく検討が進む見込みである。必要な道路整備を行うには、現行の林道区分から国道昇格など制度的な変更が求められる可能性があり、その点も課題として指摘されている。

地域への影響と展望

通年化が実現すれば、白川郷の世界遺産地域や白山手取川ジオパークを含む観光回遊性の向上、交流人口の拡大が期待される。報道は、同ルートが地域間の連携や訪問者増加に資する可能性を示している。ただし、必要な大規模な道路整備やトンネル工事といった環境・費用面の課題もあり、事業化には慎重な検討が欠かせない。

  • 開通期間:6月上旬〜11月上旬(冬季は通行止め)
  • 総延長:約33.3キロ
  • 年間利用台数:約4万台前後
  • 主な課題:積雪・土砂災害対策、夜間通行の制約、道路区分の変更の必要性
項目内容
開通年1977年(昭和52年)
路線区分高規格林道(スーパー林道)
国の調査今冬にも積雪量・土砂災害リスクの調査着手を検討

今後の進め方と留意点

報道によると、両県は課題の把握や整理を共同で進める方針で、具体的な調査結果に基づいて対策の検討を深めていく見込みである。必要な道路改良や防災対策には大規模な投資を伴う可能性があり、費用負担・環境影響・運用面での合意形成が課題となる。

「これから議論、研究をしていく過程の中で、当然、課題が具体的な数字も交えて出てくると思いますので、どう対応することができるのか、どんなふうにできるのか、しっかりと研究していきたい」— 石川県・山野知事(報道による)

岐阜側の地域経済や観光事業者にとっては、通年通行の可否が今後の集客戦略や物流に影響を与える。関係自治体や国による調査結果や費用分担の方向性が示されることが、地域の事業者・住民にとっての注目点となる。

まずは今冬に予定される調査の結果と、両県が取りまとめる課題整理の進捗が、今後の議論の焦点となる。現時点では検討段階にあるため、実現には時間と多方面の調整が必要である。

奈々 松井
奈々 AI編集 中部地方特派員 オンライン

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